Ariettaのピアノ日記

ピアノと向き合う中で感じたこと、練習日記を綴っていきます

動くポリーニ

相変わらずポリーニの弾くベートーヴェンピアノソナタ(30~32番)をユーチューブで聴いています。全然飽きません。

今まで特に好きなピアニストが居た訳ではありません。私はいつも図書館でCDを借りるのですが、だいたいそういう所にあるのは著名なピアニストのものですので、知らず知らずのうちにポリーニをよく聴くようになり、気づいたらポリーニ良いわ〜→ポリーニすごい→ポリーニものすごい!と思うようになりました。

ピア二ストに詳しくないので他の人と比べてどうこうということはあまり分からないのですが、正統派というか、正確でコントロールの効いた完璧な演奏、そして誠実な音楽に聞こえます。聴いていて気持ちが良い!

その後レッスンでチェルニーを取り入れることになり、例のポリーニの話を耳にします。勝手にものすごく親近感を抱く(笑)。それ以来ポリーニ、私の中でかなり注目の存在になっていました。

そして今回、後期ソナタのCDを探しに行ったけれども、ポリーニの演奏のものが無かった。「他のピアニストのではなく、ポリーニの演奏が聴きたい!」ということになり、ユーチューブで検索することになった訳です。

初、動くポリーニ

そこでピアノを弾くポリーニの手を初めて見て、しばらく釘付けになってしまいました。
こ、これは!!!

ピアノを再開してから脱力やら手の形やら体の使い方をずーっと考えてきましたが、ポリーニの手はまさに「こうすると良いってことかなぁ」と私が思い描いていた手の使い方そのものだったのです!!!
衝撃!!!

愛読書である「ピアニストならだれでも知っておきたいからだのこと」の表紙の手のイラストがもし動いたらこう動くであろう、と私の想像する、まさにその手の動き。

これはもう、激しく納得しました。
この手からのこの音!
もちろん手の動きだけではありません。この体全体の動きからの、この音!

今良く見ているのは割と最近の、お年をお召しになったポリーニの弾く後期ソナタなのですが、若いころの演奏動画を見るとこれがまた面白いことに弾き方が若干違うんですね。当然のことなのでしょうが。私には年齢を重ねていくにつれてより洗練されているように見えます。無駄な動き、無駄な力みが取り除かれ、必要なところだけが必要なだけ動いている、研ぎ澄まされた動きなのではないかと思えるのです。

私の手の動きと明らかに違う。
自分の練習を録画したものと見比べてみました。

私の手はまず指の付け根のMCP関節がへこんでいるというか落ちている。
そこはつぶれないように山をなるべくキープ。
そして手首の上下が多すぎる。手首は柔らかく、でも動かしすぎず、そして下げ気味にキープ。
もっと体全体を使いつつ、動きは最小限、といった感じ?

試しにそこらへんに気を付けて悲愴ソナタを弾いてみる。

わーーー!

良い!

コントロールがしやすい!特に右手のメロディーと伴奏を一つの手で弾かなければいけない所など、まるで別々の手で弾いているように、メロディーは際立ち、伴奏は邪魔しない感じに弾ける!(普通に弾いた時と比べると、という程度ですが汗)

なんと大胆にも巨匠から学ぶ、なんてことをしてしまった(笑)!
でも本当に良くなるのです!

ポリーニがやっているから正解という訳でもないし、見かけ同じようにできたからと言ってあの音が出せる訳ではない、でも少しでも近づきたい!良くなるなら試してみたい!と猛烈に思いました。

もちろんすぐには全然できませんが、ポリーニ風の弾き方(笑)日々の練習で意識してみようと思います。なんだかちょっとピアノのヒミツに迫っているようでワクワクします。


ところで。

先日気づきましたが、最後のソナタ、32番の2楽章(最終楽章)の楽譜、冒頭になんとAriettaと書いてあるんですね。

ソナタの一番最後の曲がArietta!

思わず鳥肌が立ちましたね~。私の名前は再開後初めての発表会で弾いたグリーグの抒情小曲集の「Arietta」が由来なんですけど…最後のソナタが由来、ってことに変更しちゃおうかなぁ…心が揺れる!

うーん。でもやっぱり壮大すぎて私には荷が重いのでやめとこうー(笑)


■今練習している曲■
チェルニー 30番ー7
・バッハ インヴェンション 4番
ベートーヴェン ソナタ 10番 Op14-2 第1楽章

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