Ariettaのピアノ日記

ピアノと向き合う中で感じたこと、練習日記を綴っていきます

すぐ弾かない

昨年最後のレッスンでバッハインヴェンション7番が終了となりました。

次はインヴェンションの中から好きな曲で良いということでしたので13番を弾くことに決めました。

新しい曲に入るのは久しぶり。次に新しい曲を弾くときにはやろうと決めていたことがあります。

それが、「すぐに弾かない」です。

新しい曲を練習するときはいつも嬉しくてとにかく譜面を見ながら指を動かし「ふむふむこんな感じかー」と音をたどるのが楽しい時間ですが。

ですが。

それをやっていると時間がとってもかかる。

と今までの練習で痛いほど良くわかりましたので、次の時は絶対にやらない!と心に決めておりました。要するに先に分析する、というのをやってみたかったのです。やってみると正直とっても辛い。

ピアノの前で楽譜を開きたいけど、開いちゃいけない。うーん、弾きたいのに弾けない。

これは辛かった!

いや、誰かに禁止されている訳ではないのですが。自分で決めたことなのですが。

心を鬼にして、最初にやるのは楽譜をコピーすること!と鬼コーチのように自分に言い聞かせ、まずはコピー。

楽譜に色々書き込んでしまうので私は分析する時はコピーします。余計なことや間違いを書いたり、後から考えたらやっぱり違った、となることも多いので。

泣きながらコピーして、ノートに貼り、ペンを片手に机に座ると諦めもついてきます。

さて、そこからは楽譜から読み取れる、自分の分かることをとにかく書いていきます。

少しずつですが分析をやりはじめて一年ほどたちますので、何から手をつけて良いのかさっぱり分からない、という所からは脱したように思います。調の移り変わりや和音、構成や特徴などを書き込んでいきます。

思えば去年の今頃はハサミをつかってました。主題が変わる所などを切り離さないと頭の中でも分けられなかったんですね。今はさすがにハサミ無しでも分けて考えられるようになりました。

が、今は色分けとかしてます。あまり進歩してないですね。そのうちこれも色を使わなくてもすっきり書き込めるようになるのでしょうか。

とにかく今の自分に分かることを書いてみる。そうしているうちにきっとコツがつかめてくるはず。何年かかるか分かりませんが。

色々と書かれた楽譜を見ながら全体像を考えます。ここはまだ上手く出来ません。が、できる範囲で考え、決めます。

さて、書き込みが終わったらその次はようやくピアノの前に座り、片手ずつ指使いを考えていきます。これもまだスパッとは決められないのでああだこうだ考えながら、修整しながら決めていきます。

なんとなく指使いが決まったら片手ずつ超ゆっくり練習です。音量・動き・フレージングを出来るだけ仕上がりと同じ様に、完成形のスローモーションのように弾きます。

片手ができるようになったら両手で超ゆっくり。

と、ここまできてようやく試しにテンポを上げて弾いてみたところ…

あら、何だか良い感じ!

いつもなら3ヶ月かかる所を1ヶ月で出来た、くらいの感覚!

これは、良い!

と思ったあたりで次のレッスンが来て、春の発表会で新しい曲をやることになり、インヴェンションはしばらくお休みすることに決まりました。

残念ですが無駄にはならない。分析すると良いことがある、と体感してしまったので早速次の曲も「すぐ弾かない」方式を取り入れることにしました。

ついでに少し前にやっていたベートーヴェンソナタ19番の1楽章の方もちょっとした会で弾くことになったので、それもまた解凍(弾いていないのは半年足らずですがすでに弾けなくなっています…。)の前にもう一度分析することにしました。

という訳で2曲分、まずは楽譜をコピー!またしても早く弾きたくてこの段階では涙涙ですが、ここは我慢!

無事分析を終えて練習し始めています。

新しい曲のほうは、ベートーヴェンソナタ8番2楽章。憧れの悲愴です。いや、本当は1楽章と3楽章の方が好きですが…無謀すぎるので2楽章弾けるだけでも天にも昇る気持ちです。

先日始めて両手で合わせてみましたが自分のモタモタした演奏ですら響きの美しさにトリハダ立ちました。

楽しいです。

■今練習している曲■
ツェルニー30番ー4
ベートーヴェン ソナタ 19番 第1楽章 解凍中
ベートーヴェン ソナタ 8番 悲愴 第2楽章 

レッスンにはベートーヴェンソナタ集上下巻を持って行きます。重い!

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