去年の年末、前回のレッスンの時のことですが、また小さな発見がありました。
手首を使って、大事な音を響かせる弾き方を習っている時でした。
常に手首をバタバタさせて弾くのは良いこととは言えないと思いますが、大事な音は手首に重さを乗せて、まるで手首で押すように弾くとよく響く、ということです。
例えば片手でメロディーと分散和音を弾く際に、メロディーの音だけ他の音より際立たせたい時などに使うテクニックの一つです。
レッスン中に実際に先生がやって見せてくれて、自分でも試してみました。
が、何だかうまく行かない。
打鍵後脱力するのが大事であろうことは分かったのでやってみると上手く響いたのですが、先生のと違って次の音も重くなってしまいます。
何かが違う!!
何が違うんだろう!!
と思いながら先生の手を見ていて、大事なことに気づきました。
先生の手は打鍵後元の位置に戻ってる!!
私の手は打鍵後だらーっと下がったままになってる!!
…普通すぐ分かることかもしれませんけれども。お子さんでも知ってることかも知れませんけれども。
私には、元(弾く前の待機の位置とでも言うのでしょうかね?)の位置に戻るっていう発想がなかったのでビックリしました!
打鍵後脱力、そしてスッと元の位置に戻してから他の音を弾くと、軽い音が出ました!
やった!
それはまるで、同じ例えば右手なのに別の手から音がでるような感覚です。
脱力してしかも元の位置に戻っているので、その前の音のエネルギーはリセットされていて、新たに別の動きで弾けるから、違う音が出せるって事なのでしょうか。
おお〜!これは今まで弾いてきた様々な曲に使えるかも!fからすぐにpになる時にも使えるかな?!とかなり嬉しくなりました。
早速今まで弾いてきた曲で確認してみました。
すぐには曲の中で応用できませんが、ものすごくゆっくり何度か練習すると少し使えるようになった部分もありました。格段にカッコ良くなります!良い感じ!
これはプロもこの技を使っているに違いない、とyoutubeなどで動画を見てみましたが、見て分かるようなのはごくわずかでした。同じような事を、外から解らないようにやっているのか、別の技が果てしなくあるのか…分かりませんが、やはりプロは様々な技を駆使しているのですね。
…という感じで盛り上がってしまい、レッスンの曲は進んでおりません。
次のレッスンは3日後。
頑張らなくては!
■今練習している曲■
・ツェルニー30番ー4
・バッハ インヴェンション 13番
分析中
・ベートーヴェン ソナタ 19番第2楽章