Ariettaのピアノ日記

ピアノと向き合う中で感じたこと、練習日記を綴っていきます

コルセットをして弾くとどうなるか

先日、レッスンで思うように弾けず、落ち込んでいました。その後子供と公園に行ってももやもやした気分が抜けませんでした。

緊張のせいで体に力が入ってしまい音は外すし途中で止まるし。すっかりダメなモードに。腰の力を抜くことが全然できなかった。何でそうなってしまうのか。第一練習不足だし。でも、そんな簡単にいつでもどこでも思う通りに脱力して弾けると思うのが間違っている、出来るようになるためには時間がかかると思って取り組まなきゃ。。。

などとごちゃごちゃ考えていたら、不注意で転倒し腰を強打してしまいました。腰の辺りのことを考えていたら腰を打ってしまったのです。

気づくと公園内の歩道に仰向けに倒れていました。

しばらくそのまま立てませんでした。あんなに無防備に歩道に寝そべったのは生まれて初めてです。目の前に広がる青空を見ながら、自分がとってもおっちょこちょいだということを思い出しました。歩きながら考え事をするなんて危険なことをしてしまった。

幸い骨には異常はありませんでしたが、そんな訳で5日ほど日常生活に支障をきたし、もちろんピアノも弾けませんでした。

そのうちひどい痛みも引いてきて靴下も自分ではけるようになったので、6日目ピアノを弾いてみました。

せっかくなのでコルセットをしたまま弾くとどうなるか実験してみました。

結果は、意外と弾ける、でした。

私が弾いてる曲があまり音域が広くないということもあるのですが、じゃまになって弾けないということもなく、コルセットに支えられた状態で腰の辺りの筋肉を脱力すると、音も良く鳴りました。ペダルも問題なし。

結局一番強打したのが尾てい骨だったので、ピアノを弾くのにはあまり支障なかったようです。

腰椎とか座骨を痛めていたらもっと大変だったかもしれません。

それから、立ったり座ったりする時には「ピアニストなら誰でも知っておきたいからだのこと」が役に立ちました。

体を動かす時に頭が前に出ている状態だと腰に負担がかかり、とても痛い。それが、本に載っているような、背骨で頭がささえられている状態だと立ったり座ったりしてもあまり痛くない!

こんな所で役に立つとは思っていませんでした。良い姿勢は何事にも大事ですね。

とにかく。

春休みも終わって、やっとまともに練習できるようになったのだから、早く治して発表会に向けて仕上げていかなくては!

■本日の練習■
シューマン子供の情景op15-4〜10
録音して聴きながらおかしな所を調整
・15-10音を外さないよう暗譜でゆっくり練習

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くしゃみをすると頭から尾てい骨までが連動して、激痛が走るということもわかりました。くしゃみは絶対にしないことにしています。

飛翔が飛翔するまで30年

中学生の頃、友達が弾いていてあまりにカッコイイので、楽譜をコピーさせてもらった曲あります。その曲はシューマン作曲「飛翔」です。幻想小曲集の中の一曲というのは先日知りました。

とにかく好きで、当時のレッスン曲そっちのけで練習したのを覚えています。

しかし、楽譜は追える、音は押さえられる、でも何か違う。何かが全然違うー。と挫折しました。

それからというもの数年に一度弾きたくなる時期があり、昨年夏にも一度その波がやってきました。そして同じく、やっぱり違うということで封印していました。

そして先日またその波が。今ならもしかしたら少しは飛翔らしく弾けるんじゃないか?という淡い期待が心に浮かんでしまったのです。

早速弾いてみると、今までと比較にならない飛翔っぷり!

3日ほど夢中で飛翔ばっかり弾きました。

やっぱり手に馴染んでいる曲だと、体に意識を向けながらでも弾けるので、良い脱力状態で弾くことができるのです。そして良い脱力具合だと、音が響く!そうそう、こう弾きたかったの!という音が30年かかってやっと出ました。

もちろん、上手くいくのはところどころです。でも今までの私の弾いていた飛翔とは全然違う。あくまでも当社比です。でも、しつこいようですが約30年かかってますから。嬉しさもひとしおです。

とりあえず気がすんだのでまた再び封印します。3日間家族に迷惑かけました。激しいんですよね、飛翔。

いつかレッスンで幻想小曲集が弾けたら夢のようだなと思います。

さて、遊んでばかりはいられない。今度こそ発表会に向けた練習に戻らなければ。

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スタインウェイに完敗

先日、ホールでピアノを弾く機会がありました。

弾き方が安定していない、バイエルばっかり弾いていて練習不足、という全く準備出来ていない状態でしたが、せっかくエントリーしていたので予定通り出演してきました。

結果は予想以上の惨敗!

ピアノはスタインウェイ。弾き始めると、打鍵と音の出るタイミングが全くつかめない。鍵盤がやけに重く感じる。打鍵してから音が鳴るまでずいぶんかかる。あれ?こうかな?いや違うな?悪戦苦闘。まったく感覚を掴めないうちに終了。

撃沈です。

脱力し過ぎだったのか。ただ「その楽器に合わせる」という力がまだまだ足りないだけなのか。ものすごく前向きに考えると、音の出る瞬間に以前より敏感になっているということなんだろうか。

ちゃんと演奏することは初めから諦めていたので、スタインウェイの音を楽しもうと思って参加しましたが、音色なんて全く聞こえませんでした。かろうじて止まらずに最後まで弾いた、という感じです。そんな演奏だったにもかかわらず、聴いていた人には、良かったよ、すごく落ち着いて見えた。と言っていただきました。そんな風に見えていたとは!

いっそのことバイエルを弾きたかった。どのくらいで弾くとどのくらいの音がでるのか確認したかったなぁ。

発表会のリハーサルのつもりでエントリーしましたが、出ないほうが良かったんじゃないかという思いがよぎりました。

自分としては全く収穫のない演奏会でしたが、とても勉強になったのは他の方の演奏。市民参加型の演奏会なので、子供から大人まで幅広い方が演奏します。

ドレスの人が居たり、普段着のような服装の人も。セーター着て、ちょっと来てみました、みたいな雰囲気の人が素晴らしい演奏をしたりして、とても面白いです。「私はこの曲をこう弾きたい!ここが好きなんだ!」というのが伝わってくるような意思のある演奏が好きです。プロの演奏会ももちろん好きですが、プロでない人の演奏もとても興味深い!

あまりの不出来に意気消沈していましたが、他の方の演奏に刺激を受けて一転、私も頑張ろうという気持ちになれました。

■本日の練習■
・バイエルを使った練習
シューマン子供の情景Op15-4、5、7暗譜できていない所の確認

発表会の時は当日リハーサルができるから、今回ほどの惨劇にはならないはず。あと練習不足は緊張につながるので、発表会までにはちゃんと練習しよう、と改めて思いました。
頑張ります。

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急がばバイエル

新しい弾き方が一向に定着しないのでブルクミュラーで練習していましたが、それでもしっくりせず、試しにバイエルを弾いてみました。

このくらいが丁度良い!

ほぼすべての意識を体の状態に集中させて弾くにはここまでしたほうが良さそうな予感です。

今は14番あたりを弾くのが気に入っています。2小節で右手でドレミファソファミレ ドーーーソーーーを弾く間に左手でドーーーソーーー ドレミファソファミレを弾きます。ほぼその繰り返しで終わる曲です。

これを理想的な脱力状態で座ることが出来ているか意識しながら弾きます。

ゆっくり。速く。
pで弾いたりfで弾いたり。
どこかひとつの音だけ強調してみたり。
クレッシェンドをあちこちにつけてみたり。

これを脱力した状態からぶれないようにやるわけです。

それが難しい!
とくにfやクレッシェンド。

音を出すときに力で鍵盤を押すのではないと分かったものの、じゃあ大きい音を出すには何をどうすればいいのだ???

全く謎が深まる一方です。

そんな練習をしているとあっという間に30分くらい経ってしまいます。

とりあえず今は1日の練習時間を半分に分けて、バイエルを使っての新しい弾き方に馴染む為の練習をやってから、今まで通りのテクニックや曲を弾く為の練習をやることにしました。

曲が一向に進みませんが今は割りきって。。。

今の状況を車の運転に例えると。
35年間サイドブレーキをかけたまま運転していたようなもの。

運転する時はこれ外すのか!と気づき、なんだそんなにアクセルを踏まなくても走れる、と分かったものの、踏み加減がわからなくてとてもじゃないけど公道は走れないからもう一回教習所に通いたくなった、という心境と似てるかもしれません。

■本日の練習■
・バイエル14番
シューマン子供の情景 op15-7、9、10

今日は1時間の練習でした。



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ピアノと骨と関節と筋肉

「ピアニストならだれでも知っておきたいからだのこと」という本を読んでいます。

筋肉の余計な緊張を取ると、故障なくよりよい演奏ができるようになるということが書かれていました。先生にお薦めされて読み始めたのですが、まさしくこの本に書かれていることの入り口に立っていたという感じです。「ここに書かれていることを、頭と体の両方で本当に理解したとき、身体感覚が目覚め、動きの質が向上し、より良いピアノ演奏ができるようになるでしょう」と裏表紙にも書かれています。そう!まさに「身体感覚が目覚めた」といった感じなのです。

3年前なら読んでも分からなかったかもしれません。レッスンを初めてからほぼ3年ですがその間に先生が「音を出すとはこういうこと」と、あの手この手で私に伝えてくれていたことを、やっと体で本当に理解しはじめた、のだと思います。

この本ではピアノを弾くための正しい体の使い方が骨や関節、筋肉の面から解説されています。元々動きと音の関係にとても興味があったので、骨の動きなどに興味がありました。ピアノ演奏を見る時は「どこがどう動くとどんな音が出るか」、「自分の動きは何が違うのか」といつも考えながら見ています。そのあたりを詳しく解説してくれる本でした。やっぱり関係あったんだー!と思うことや、知らなかった!と思うことが書いてありました。こんなマニアックな興味に答えてくれる本があったなんて。骨の図を見てニヤニヤしながら読んでいます。

何か動作をする時に必要以上に力が入っていることに気づき、その力を抜くことができるようになると、それまで固まっていたものがほどけ、体が協調して動き出す、ということのようです。だから私はピアノだけでなく動きという動きが全部変化してしまいました。

連動して動く必要があることに関しては分かりやすく変化がありました。走りやすくなったり(全身が連動)、発音がしやすくなったり(口や舌、顎などの連動)。なるほどーと、腑に落ちました。今まで何をするにも本当に余計な力が入っていたんだなと思います。元々力の入りやすいタイプなのでしょうか。色んな動作が楽にできることに気づきました。

それにしても、ピアノを弾く時のこの新しいやり方が全然体に馴染まない!不安定な感じが一向に収まりません。体の状態を考えながら曲のことを同時に考えるなんてできない!一音良い音は出せても、曲を弾くと全く上手くなってない!

ほんとは1年くらいレッスンお休みしてバイエルか何か弾きながらじっくりこの弾き方を体に馴染ませたほうがいいんじゃないかと思います。が、しかし2週間後には発表会のリハーサルを兼ねて人前で弾く予定が入っているし、発表会のほかにも今年は舞台で弾く機会が何度かありそう。体に染み込んだ習慣を更新するのは本当に難しい。どう練習していくべきか模索中です。

とにかく、スタート地点には立っているような気がする。新しい体の使い方を習得できるようにひとつひとつやっていこうと思います。

■本日の練習■
・ブルクミュラー25の練習曲「素直」
シューマン 子供の情景op15-4、5、7、10

今日は1時間の練習でした。




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覚悟を決めるまでにかかった時間

先日、知人からピンチヒッターで譜めくりをしてくれないか、という電話がかかってきました。
ヴァイオリンリサイタルに出演するピアニストの楽譜をめくる、あの譜めくりです。

自分なんかにできるだろうか?

もちろん譜めくりの経験はありません。
曲目はほぼ知らない曲ばかりです。
800人入るホールで自分も舞台上に上がることになります。
観客の方々ははお金を払って見に来る、正式なリサイタルです。
失敗は許されません。

迷います。

そこへ知人の殺し文句。
「ピアニストの手が間近で見れるよ。」
私がどんな風にピアノが好きか良くご存じなのです。

「やります。」

言っちゃいました。そこまでにかかった時間はたぶん10秒ほど。普段は優柔不断です。でもこの時ばかりはこの依頼を受けることがどれだけ貴重なチャンスなのか、そして自分にとってどれだけ為になる経験になるのか、瞬時に判断できました。あとは足りない実力を努力で補うことができるかどうか。できるかできないかではない、やると決めるのだー!

ということで、力不足だけれども努力でカバーしてなんとしてもやり遂げる!と覚悟を決めました。

本番までに残されていた時間は約一週間。とにかくYouTubeで曲を流して楽譜を追う、というのを時間が許す限りやりました。一瞬でも集中が切れるととたんに今がどこか分からなくなります。しかもヴァイオリンとピアノが一緒になった楽譜なので、3段あるうちのどこを見るのが一番良いのか分からない。とにかく、一番大事なのは曲を知っているかや音楽の知識があるかということよりも、「集中力を切らさないこと」だということが分かりました。

そしてあっという間に当日を迎えてしまいました。結局楽譜はピアノだけ見ててもでもダメだし、ヴァイオリンだけ見ててもダメだし、その時その時で一番拍を追いやすい楽譜を追うのが良い、というかそれでないとわからなくなる、と分かりました。

本番中は頭の中で「1・2・3・4」と拍をつかみ、楽譜と照らし合わせて追うことだけに意識を集中しました。あとは譜めくりとしておかしな振る舞いをしないように。

約2時間の本番をなんとか無事に終えることができました。

緊張と集中力が切れ、終わった後は控室でしばらく死んだようになってました。

そして、ありがたいことに打ち上げにもお誘い頂いて、恐縮しながら(もちろんお断りしません)参加してきました。

私は普段身近に音楽の話ができる人があまり居ない、けれど音楽のことで言いたいことがたくさんあるのでこうしてブログをやっている訳ですが、リアルの場でお酒を飲みながら音楽の話ができるなんて!しかも音楽を仕事にしている方々と!本当に最高でした。このまま時間が止まればいのにーと思いました。

結局、ピアニストの手を間近でみることはできませんでした。音楽が流れている間は楽譜しか見てませんでしたから。残念なことに音楽もちゃんと聴けていません。耳に入ってきたのは拍だけ。音楽は意識の向こうのほうで流れていました。でもリハーサルに同席させていただいたり、本番でプロの音楽家が本気で勝負している場に一緒にいるだけで、肌で感じるものがあり、とっても貴重な経験になりました。

■本日の練習■
・基本練習
シューマン子供の情景Op15-4、5、9、10

今日の練習は30分。拙い譜めくりでしたがありがたいことに謝礼を頂いたので、買いたかった本が買えました。脱力が分かったならこれを、と先生にお薦めされた「ピアニストならだれでも知っておきたいからだのこと」。熟読中です。


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脱力で英語が上達

腰の脱力が意識できるようになり、一気につま先まで意識が行くようになりました。指や腕は以前からできていたので、これで全身に行き渡ったような感じがします。

それで音が変わったこと以外にも色々変化がありました。

ピアノに関係すること
・ペダルの深さの加減ができるようになった。
・録音した音と弾いている時に耳に入ってくる音の誤差が少なくなった。

ペダルはよく「深すぎる!」と言われるのですが正直分からなかったのです。音が混ざっているかどうかはわかるけれど、ペダルが効きすぎているかどうか聴き分けられない。それがなんとなく聴けるようになり足の調節でコントロールできるようになりました。

ピアノ以外のこと
・走りやすくなった
・大きな声が出しやすくなった
・英語の発音が良くなった

二階から子供を呼ぶときに頑張らなくても大声が出るようになりました。声を出す前の呼吸も何か違います。英語に関しては子供に教える時の発音が良くなりました。

なぜそうなったのか、なんとなく理由が分かるものもあれば、分からないものもあります。
とにかく体がコントロールしやすくなったような気がします。不思議ですね。

■本日の練習■
・ブルクミュラー25の練習曲1番「素直」
脱力と重心を意識して
シューマン子供の情景
op15-5 思い出しながら 分析して分かったところを取り入れて 
op15-9、10 通して練習

今日は午前中調律に来てもらいました。音がピッタリ合っているピアノを弾くのはとっても気持ちいいですね。1時間の練習でした。



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