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Ariettaのピアノ日記

ピアノと向き合う中で感じたこと、練習日記を綴っていきます

スタインウェイに完敗

先日、ホールでピアノを弾く機会がありました。

弾き方が安定していない、バイエルばっかり弾いていて練習不足、という全く準備出来ていない状態でしたが、せっかくエントリーしていたので予定通り出演してきました。

結果は予想以上の惨敗!

ピアノはスタインウェイ。弾き始めると、打鍵と音の出るタイミングが全くつかめない。鍵盤がやけに重く感じる。打鍵してから音が鳴るまでずいぶんかかる。あれ?こうかな?いや違うな?悪戦苦闘。まったく感覚を掴めないうちに終了。

撃沈です。

脱力し過ぎだったのか。ただ「その楽器に合わせる」という力がまだまだ足りないだけなのか。ものすごく前向きに考えると、音の出る瞬間に以前より敏感になっているということなんだろうか。

ちゃんと演奏することは初めから諦めていたので、スタインウェイの音を楽しもうと思って参加しましたが、音色なんて全く聞こえませんでした。かろうじて止まらずに最後まで弾いた、という感じです。そんな演奏だったにもかかわらず、聴いていた人には、良かったよ、すごく落ち着いて見えた。と言っていただきました。そんな風に見えていたとは!

いっそのことバイエルを弾きたかった。どのくらいで弾くとどのくらいの音がでるのか確認したかったなぁ。

発表会のリハーサルのつもりでエントリーしましたが、出ないほうが良かったんじゃないかという思いがよぎりました。

自分としては全く収穫のない演奏会でしたが、とても勉強になったのは他の方の演奏。市民参加型の演奏会なので、子供から大人まで幅広い方が演奏します。

ドレスの人が居たり、普段着のような服装の人も。セーター着て、ちょっと来てみました、みたいな雰囲気の人が素晴らしい演奏をしたりして、とても面白いです。「私はこの曲をこう弾きたい!ここが好きなんだ!」というのが伝わってくるような意思のある演奏が好きです。プロの演奏会ももちろん好きですが、プロでない人の演奏もとても興味深い!

あまりの不出来に意気消沈していましたが、他の方の演奏に刺激を受けて一転、私も頑張ろうという気持ちになれました。

■本日の練習■
・バイエルを使った練習
シューマン子供の情景Op15-4、5、7暗譜できていない所の確認

発表会の時は当日リハーサルができるから、今回ほどの惨劇にはならないはず。あと練習不足は緊張につながるので、発表会までにはちゃんと練習しよう、と改めて思いました。
頑張ります。

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急がばバイエル

新しい弾き方が一向に定着しないのでブルクミュラーで練習していましたが、それでもしっくりせず、試しにバイエルを弾いてみました。

このくらいが丁度良い!

ほぼすべての意識を体の状態に集中させて弾くにはここまでしたほうが良さそうな予感です。

今は14番あたりを弾くのが気に入っています。2小節で右手でドレミファソファミレ ドーーーソーーーを弾く間に左手でドーーーソーーー ドレミファソファミレを弾きます。ほぼその繰り返しで終わる曲です。

これを理想的な脱力状態で座ることが出来ているか意識しながら弾きます。

ゆっくり。速く。
pで弾いたりfで弾いたり。
どこかひとつの音だけ強調してみたり。
クレッシェンドをあちこちにつけてみたり。

これを脱力した状態からぶれないようにやるわけです。

それが難しい!
とくにfやクレッシェンド。

音を出すときに力で鍵盤を押すのではないと分かったものの、じゃあ大きい音を出すには何をどうすればいいのだ???

全く謎が深まる一方です。

そんな練習をしているとあっという間に30分くらい経ってしまいます。

とりあえず今は1日の練習時間を半分に分けて、バイエルを使っての新しい弾き方に馴染む為の練習をやってから、今まで通りのテクニックや曲を弾く為の練習をやることにしました。

曲が一向に進みませんが今は割りきって。。。

今の状況を車の運転に例えると。
35年間サイドブレーキをかけたまま運転していたようなもの。

運転する時はこれ外すのか!と気づき、なんだそんなにアクセルを踏まなくても走れる、と分かったものの、踏み加減がわからなくてとてもじゃないけど公道は走れないからもう一回教習所に通いたくなった、という心境と似てるかもしれません。

■本日の練習■
・バイエル14番
シューマン子供の情景 op15-7、9、10

今日は1時間の練習でした。



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ピアノと骨と関節と筋肉

「ピアニストならだれでも知っておきたいからだのこと」という本を読んでいます。

筋肉の余計な緊張を取ると、故障なくよりよい演奏ができるようになるということが書かれていました。先生にお薦めされて読み始めたのですが、まさしくこの本に書かれていることの入り口に立っていたという感じです。「ここに書かれていることを、頭と体の両方で本当に理解したとき、身体感覚が目覚め、動きの質が向上し、より良いピアノ演奏ができるようになるでしょう」と裏表紙にも書かれています。そう!まさに「身体感覚が目覚めた」といった感じなのです。

3年前なら読んでも分からなかったかもしれません。レッスンを初めてからほぼ3年ですがその間に先生が「音を出すとはこういうこと」と、あの手この手で私に伝えてくれていたことを、やっと体で本当に理解しはじめた、のだと思います。

この本ではピアノを弾くための正しい体の使い方が骨や関節、筋肉の面から解説されています。元々動きと音の関係にとても興味があったので、骨の動きなどに興味がありました。ピアノ演奏を見る時は「どこがどう動くとどんな音が出るか」、「自分の動きは何が違うのか」といつも考えながら見ています。そのあたりを詳しく解説してくれる本でした。やっぱり関係あったんだー!と思うことや、知らなかった!と思うことが書いてありました。こんなマニアックな興味に答えてくれる本があったなんて。骨の図を見てニヤニヤしながら読んでいます。

何か動作をする時に必要以上に力が入っていることに気づき、その力を抜くことができるようになると、それまで固まっていたものがほどけ、体が協調して動き出す、ということのようです。だから私はピアノだけでなく動きという動きが全部変化してしまいました。

連動して動く必要があることに関しては分かりやすく変化がありました。走りやすくなったり(全身が連動)、発音がしやすくなったり(口や舌、顎などの連動)。なるほどーと、腑に落ちました。今まで何をするにも本当に余計な力が入っていたんだなと思います。元々力の入りやすいタイプなのでしょうか。色んな動作が楽にできることに気づきました。

それにしても、ピアノを弾く時のこの新しいやり方が全然体に馴染まない!不安定な感じが一向に収まりません。体の状態を考えながら曲のことを同時に考えるなんてできない!一音良い音は出せても、曲を弾くと全く上手くなってない!

ほんとは1年くらいレッスンお休みしてバイエルか何か弾きながらじっくりこの弾き方を体に馴染ませたほうがいいんじゃないかと思います。が、しかし2週間後には発表会のリハーサルを兼ねて人前で弾く予定が入っているし、発表会のほかにも今年は舞台で弾く機会が何度かありそう。体に染み込んだ習慣を更新するのは本当に難しい。どう練習していくべきか模索中です。

とにかく、スタート地点には立っているような気がする。新しい体の使い方を習得できるようにひとつひとつやっていこうと思います。

■本日の練習■
・ブルクミュラー25の練習曲「素直」
シューマン 子供の情景op15-4、5、7、10

今日は1時間の練習でした。




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覚悟を決めるまでにかかった時間

先日、知人からピンチヒッターで譜めくりをしてくれないか、という電話がかかってきました。
ヴァイオリンリサイタルに出演するピアニストの楽譜をめくる、あの譜めくりです。

自分なんかにできるだろうか?

もちろん譜めくりの経験はありません。
曲目はほぼ知らない曲ばかりです。
800人入るホールで自分も舞台上に上がることになります。
観客の方々ははお金を払って見に来る、正式なリサイタルです。
失敗は許されません。

迷います。

そこへ知人の殺し文句。
「ピアニストの手が間近で見れるよ。」
私がどんな風にピアノが好きか良くご存じなのです。

「やります。」

言っちゃいました。そこまでにかかった時間はたぶん10秒ほど。普段は優柔不断です。でもこの時ばかりはこの依頼を受けることがどれだけ貴重なチャンスなのか、そして自分にとってどれだけ為になる経験になるのか、瞬時に判断できました。あとは足りない実力を努力で補うことができるかどうか。できるかできないかではない、やると決めるのだー!

ということで、力不足だけれども努力でカバーしてなんとしてもやり遂げる!と覚悟を決めました。

本番までに残されていた時間は約一週間。とにかくYouTubeで曲を流して楽譜を追う、というのを時間が許す限りやりました。一瞬でも集中が切れるととたんに今がどこか分からなくなります。しかもヴァイオリンとピアノが一緒になった楽譜なので、3段あるうちのどこを見るのが一番良いのか分からない。とにかく、一番大事なのは曲を知っているかや音楽の知識があるかということよりも、「集中力を切らさないこと」だということが分かりました。

そしてあっという間に当日を迎えてしまいました。結局楽譜はピアノだけ見ててもでもダメだし、ヴァイオリンだけ見ててもダメだし、その時その時で一番拍を追いやすい楽譜を追うのが良い、というかそれでないとわからなくなる、と分かりました。

本番中は頭の中で「1・2・3・4」と拍をつかみ、楽譜と照らし合わせて追うことだけに意識を集中しました。あとは譜めくりとしておかしな振る舞いをしないように。

約2時間の本番をなんとか無事に終えることができました。

緊張と集中力が切れ、終わった後は控室でしばらく死んだようになってました。

そして、ありがたいことに打ち上げにもお誘い頂いて、恐縮しながら(もちろんお断りしません)参加してきました。

私は普段身近に音楽の話ができる人があまり居ない、けれど音楽のことで言いたいことがたくさんあるのでこうしてブログをやっている訳ですが、リアルの場でお酒を飲みながら音楽の話ができるなんて!しかも音楽を仕事にしている方々と!本当に最高でした。このまま時間が止まればいのにーと思いました。

結局、ピアニストの手を間近でみることはできませんでした。音楽が流れている間は楽譜しか見てませんでしたから。残念なことに音楽もちゃんと聴けていません。耳に入ってきたのは拍だけ。音楽は意識の向こうのほうで流れていました。でもリハーサルに同席させていただいたり、本番でプロの音楽家が本気で勝負している場に一緒にいるだけで、肌で感じるものがあり、とっても貴重な経験になりました。

■本日の練習■
・基本練習
シューマン子供の情景Op15-4、5、9、10

今日の練習は30分。拙い譜めくりでしたがありがたいことに謝礼を頂いたので、買いたかった本が買えました。脱力が分かったならこれを、と先生にお薦めされた「ピアニストならだれでも知っておきたいからだのこと」。熟読中です。


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脱力で英語が上達

腰の脱力が意識できるようになり、一気につま先まで意識が行くようになりました。指や腕は以前からできていたので、これで全身に行き渡ったような感じがします。

それで音が変わったこと以外にも色々変化がありました。

ピアノに関係すること
・ペダルの深さの加減ができるようになった。
・録音した音と弾いている時に耳に入ってくる音の誤差が少なくなった。

ペダルはよく「深すぎる!」と言われるのですが正直分からなかったのです。音が混ざっているかどうかはわかるけれど、ペダルが効きすぎているかどうか聴き分けられない。それがなんとなく聴けるようになり足の調節でコントロールできるようになりました。

ピアノ以外のこと
・走りやすくなった
・大きな声が出しやすくなった
・英語の発音が良くなった

二階から子供を呼ぶときに頑張らなくても大声が出るようになりました。声を出す前の呼吸も何か違います。英語に関しては子供に教える時の発音が良くなりました。

なぜそうなったのか、なんとなく理由が分かるものもあれば、分からないものもあります。
とにかく体がコントロールしやすくなったような気がします。不思議ですね。

■本日の練習■
・ブルクミュラー25の練習曲1番「素直」
脱力と重心を意識して
シューマン子供の情景
op15-5 思い出しながら 分析して分かったところを取り入れて 
op15-9、10 通して練習

今日は午前中調律に来てもらいました。音がピッタリ合っているピアノを弾くのはとっても気持ちいいですね。1時間の練習でした。



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ブルクミュラーが歌い出す

腰や足に余計な力を入れないでピアノを弾くと音が響くようになると理解したものの、あまりにも音が不安定なので昨日から簡単な曲での練習を取り入れてみました。

体重移動がなく(音域が狭い)、ペダルも使わない、暗譜でも弾ける曲。
ブルクミュラー25の練習曲の1番「素直」にしました。

レッスン再開の最初の時にも持って行った大好きな曲です。

体の余計な力が入っていないか注意しながら、重心を安定させたままで弾くことだけに集中します。
強弱をつけると思わず力が入るので気を付けて。

練習しているうちにだいぶ安定して弾けるようになってきました。

調子に乗ってなんとなく曲らしく表現をつけてみると、
「お〜、近い!」
自分のイメージする音楽に近い音が出たのです!

子供の頃から「なぜ私が弾くとレコードから出てくるような音楽にならないんだろう」「なぜいつもイメージと違う音がでるんだろう」とずっと考えてきました。
…あたりまえです。特別な才能もないのに高望みしすぎなだけです。でもこの「なぜ」をずーっと考え続けてきたのです。

それがやっと、生まれて初めて頭の中の音楽と実際出てくる音楽が近づいた!

しかも力を入れていないのに強弱がつく。
クレッシェンドをつけたい、と思うとなぜかクレッシェンドがつく。アクセントをつけたいと思うとその音だけにアクセントがつく。何なんだこれは?!

不思議でたまりませんが、生まれて初めて体とピアノがつながったような感覚です。

きっとほんの少し打鍵が変わったり何かが変わっることで音が大きくなったり小さくなったりしてるんでしょう。とにかく力を入れる必要はなかったんだということは間違いないようです。

そうか。小さい時からピアノが上手く弾ける人はこういう弾き方が自然にできているんだ。それが素質があるってことなんだろう。

素質がないのによくここまで諦めなかったな〜私。

とにかく、ピアノのことが分かったどころか益々謎が深まってしまいましたが、自分とピアノがつながったような、音楽が歌い出す感覚、とっても気持ち良い。こんな気分なのか、ピアニストの人たちは。

子供の情景の練習に戻ると相変わらず不安定。気を抜くと力が入ってしまいます。脱力を意識しつつ、指やペダルなど一度に沢山のことを考えるのはまだまだ無理そうです。

でもやっぱり、いつかシューマンを思い通りに弾けるようになりたい…と高望みなことを思ってしまうのでした。


■本日の練習■
・ブルクミュラー25の練習曲「素直」
シューマン 子供の情景
op15-5 分析
op15-10 バスを外さないように注意して通す練習



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グランドピアノで試したい

腰の脱力を意識してからというもの、不安定です。音が。

腰の脱力が出来ているときは、ただ指をすとんとおろすだけで本当に音が「ぽーーーーーーーーん」と遠くまで良く響きます。
びっくりします。

今までは体の力みが響くのを止めていたんでしょうか。

体の力の入り具合を意識して弾いているうちは、響く音が出ます。ちょっと指や楽譜に意識がそれると今まで通りのつまったような音が出ます。

そこを行ったり来たりするので曲の練習なんかしてると音がめちゃくちゃになってます。

指の動きはそんなに変わらないのに音が出たり出なかったりするのでひどい戸惑いようです。

自分の音が全然コントロールできない。

そんな感じなので練習はとても大変ですが顔はなんだかニヤニヤしてしまいます。
だって響く音が出せるんですから!
今は全く使いこなせていない、というか振り回されていますが、使いこなせるようになったら…
これは指の脱力が分かった時と同じくらいの変化が起こるかも、と思っています。

小さな発見かと思っていましたが私にとっては大きな発見になりそうです。


うちのアップライトでこれだけ音が変わるということは、グランドピアノで弾いたら大変なことになっちゃうんじゃないか?!

と、ここ数日ソワソワしていました。

そして今日はレッスン。
遂にグランドで試せる!

やっぱり大変なことになりました。
音が鳴ります。
…ところどころ。

先生の前だと緊張しちゃうんですよね。脱力上手くいきません。8時間くらい一人にしてもらえますか、と言いたかった。もっとじっくり試したかったなぁ。

でもやっぱり明らかに音が変わったことが分かったので嬉しかったです。

もちろん先生にも今回の発見について話をしました。よくぞそこに気がつきました!と先生も言ってくれました。

やはり私にはそこが大事なポイントだったようです。

さあ後は意識しなくても脱力出来るように日々練習するだけ。何年かかるかな?頑張ります。



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